
2025年2月11日、有明ガーデンで開かれた「SOZOWフェス Tokyo 2025 Spring」にブース出展しました。主催はSOZOW株式会社さん、共催は住友不動産グループ(有明ガーデン)さん。地域を拠点にしている私たちにとって、東京での出展は数少ない機会です。

桁の違うイベントでした
まず、規模がまるで違いました。申し込みは募集開始から数日で埋まりはじめ、当日は3部制。それでも会場は一日中いっぱいでした。出展は20社を超えています。
私たちがふだん開いているのは、自分たちで集客して、自分たちで回すイベントです。ここではその外側に立てました。人がすでに集まっている場所に、体験だけを持ち込む。同じ機材でも、置かれる文脈が変われば見え方が変わります。
列が廊下まで伸びました
結果から言うと、私たちのブースは会場でもよく並ぶ側になりました。

常時20〜30名が並び、部屋の中で収まらず、列が廊下まで伸びていきます。そのままにしておくと、並んだのに体験できない子が出る。他のブースへ行く人の動線も塞いでしまう。そこで当日その場で整理券を刷って配り、時間で区切って回す形に切り替えました。
これは事前に用意していたものではありません。朝の様子を見て、走りながら決めています。人気が出ることを想定して整理券を準備しておく、というのがこの日いちばん大きな学びでした。
あとから共有された主催側のレポートでも、会場全体として「人気ブースは整理券がすぐなくなる」「並んだのに参加できなかった」という声が課題に挙がっていました。私たちのブースだけの話ではなく、イベント全体の構造的な課題です。だからこそ、出展側が自前で回す備えを持っておく必要がある。
都市部の子は、何に驚くのか

知りたかったのはこれでした。デジタルに触れる機会が地方より多いはずの環境で、私たちの体験がどう受け止められるのか。
結論から言うと、驚きどころはほとんど変わりませんでした。ドローンが自分の操作で浮いた瞬間、3Dプリンタから物が出てきた瞬間。画面の中で完結しないものに、子どもは同じように反応します。3Dプリンターが目当てで並ぶ、という構図も愛媛と同じでした。
違ったのは、保護者の質問です。「家でも続けられますか」「うちの子に向いていますか」といった、次につなげる問いが多かった。触れる機会が多い分、選び方に迷っている。そういう手ざわりでした。

持ち帰ったこと
ひとつは、待ち時間そのものが体験の一部だということ。主催側の調査でも、子どもと保護者どちらの満足度とも相関が高かったのは「待ち時間の楽しさ」でした。長く待たせないことより、待っている間に何があるか。この考え方は、その後のえひめDXキッズフェスタでARスタンプラリーを回遊型として置く設計につながっています。
もうひとつは、続きをどう用意するかという宿題です。私たちがやっているのは、入口をつくることです。その先を渡せる相手が地方にはまだ少ない。オンラインワークショップを始めたのは、この日の質問がひとつのきっかけになっています。