
2025年8月23日、松山のキスケBOXで「えひめDXキッズフェスタ2025」の初回を開きました。愛媛県「地域DX実践支援業務」の一環として、県内3エリアを回るうちの中予の回です。

県の事業として3エリアを回る
この年は、単発のイベントではなく、松山・新居浜・西予の3会場を8月から11月にかけて順に回る形にしました。愛媛県の「地域DX実践支援業務」の一環で、報告書の名義はFM愛媛さん。私たちは子ども向けプログラムの企画・運営を担当しています。
3回やると、1回では見えないものが見えます。同じ内容を持っていっても、集まり方も、刺さるメニューも、地域によってまるで違う。松山は、その1回目でした。
商業施設でやるということ
会場はボウリング場やカラオケが入った複合施設です。目的を持って来た親子だけでなく、遊びに来ていた家族が通りがかりに立ち寄る。これが商業施設の強みでした。受付は1階と3階に分け、併設のワークライフコラボさんの枠も設けています。
申し込んで来る家庭は、もともとデジタルに関心があります。でも通路を歩いていた家族が足を止めるとき、そこには何の準備もありません。その人たちに何が届くのかを見られるのが、商業施設で開く価値です。
やったこと

ARスタンプラリー、謎解きツアーDX、AR制作体験、生成AI体験、3Dモデリング、デジタルアート作品展示、ドローン操縦、3Dプリンター、VRゲーム。
生成AIでつくった「自分のヒーロー」が、会場のデジタルアート展示に登場する仕掛けも入れました。つくったものがその場で人に見られる、という体験まで含めての設計です。自分の作ったものが壁に出ている、というだけで、子どもは何度も見に戻ってきます。
同じ日に「まちのがっこう休日子どもカレッジ」と愛媛新聞の特別プログラムも併催しました。Canvaを使って「みんなのみらい」というテーマのアイデアを形にする45分を2回。プログラミング大会への応募まで一気につなげる時間でした。
来たのは、思ったより小さい子でした
参加した子の学年は、小1が37%、小2が23%、未就学児が20%。つまり8割が小2以下です。

これは事前の想定と違いました。小学生向けと書いていても、実際には兄弟で来る下の子がかなりの割合を占めます。マウス操作を前提にしたメニューだけを並べると、この層が手持ち無沙汰になる。未就学児でも手が動く内容を必ず1つは置く。3回とも通して効いた工夫は、この回の反省から出ています。
どうやって知ったのか
来場のきっかけはSNS広告(Instagram・Facebook)が半数以上でした。Meta広告を10日間、ラジオCMを20秒スポットで打っています。広島から来られた方もいました。
この「SNSが効く」という結果は、次の新居浜であっさり覆ります。新居浜と西予では、小学校で配られたチラシが最大の流入源でした。都市部と郡部で届き方がまるで違う。3回回らなければ分からなかったことです。

8月25日の愛媛新聞朝刊にも掲載されました。90%以上の子が「また参加したい」と答えています。
反省
動線です。会場の構造上どこへ行けばいいか分かりにくく、受付と体験開始のタイミングで混みました。案内サインの数も、人の配置も足りていません。
体験の中身をどれだけ作り込んでも、たどり着けなければ意味がない。ここは次の新居浜で見直しています。